すぽたんとおばたん、予定通りに余市へ向かうよ。
ニッカおじさん ベストブレンダー |
JR札幌駅は、
屋根があるのでホームは薄暗い。
列車を見送る駅員さんがコートを着ているのが「ポッポや」の健さんみたいですてき。
あと、北海道の列車の汽笛が好き。
ピーとポーの間のようなちょっと哀しげな音・・・と聞こえるのは、廃線予定の線路が続くJR北海道・・・との記事のせいだろうか。
哀しみ本線日本海の前奏が似合う♪ |
銭函駅と小樽の間は、海岸すれすれを走る。
通路を挟んで眺めていると、列車の傾きによっては、窓の半分より上に水平線が見えるので水の中を走って行くような感じがする。
小樽で倶知安行に乗り換えて余市に着いた。
駅から目的地までは目と鼻の先。
まずは腹ごしらえをする。
「柿崎商店の二階がいい」という情報をもらっていたので迷わずそこへ行ったよ。
混んでる時は階段の下まで行列ができるらしいが、月曜だったせいかすぐに食べられた。
話にたがわず美味しかった!
海鮮丼 ウニが入ってなかったけど、とっても美味しかった。 おばたん苦手の鮭もさすが北海道で食べるとおいしいわん! お味噌汁も付いている 1270円 |
「ウヰスキー工場ではガイドツアーに参加せよ」という指令も出てたので、入り口で申し込む。
これも、シーズンオフの幸運で12時申込みで12時のツアーに入れてもらった。
ガイドツアーは無料なんだよ。
頭の中に麦の唄のメロディーを流しながら ガイドのお姉さんについてく。
「今日のお客様には蒸留の現場もみていただけます。毎日やってるわけではないのでラッキーですよ」お姉さん、真っ赤な制服がお似合いだ。
ニシン漁がすたれてからその建物に使われていた石材を使って建てた、という工場の建物が風景にとても溶け込んでいる。樹の多い広々とした敷地のほとんどは、しんと静まった貯蔵庫だ。
発芽した麦たちは、甘いあまい麦芽汁になって発酵を始める。
その醪を2回蒸留するとウヰスキーの誕生だ。
その生まれたての透明なお酒が、ここまでの工程にかかる何十倍の時間をかけて樽の中で眠ってあの琥珀色の液体に変身するんだ・・・(とおばたんは理解したようだが記憶がいいかげんだから間違ってたらごめんね)。
ポットスチィル 手前3つが1回目の蒸留に使う、奥の2つが2回目用。間の小さいのは創業当時のものとか。 みんな、頭にしめ縄を巻いてもらている。 |
今では、世界でここだけ?となった石炭直火蒸留製法です。北海道の石炭をくべます。火の具合を見ながら7,8分おきに作業するので、熟練の技術がいるのですって |
貯蔵庫 木の繊維から中身は蒸発していくので何十年も寝かしておくと半分くらいになっちゃうことも!? |
樽は樽職人さんが作ります。木を組んでタガを締めて隙間にガマ(草)を詰めます。 中を焼いて木の成分がよくしみだすようにするんだって |
創始者竹鶴政孝・リタ夫妻のおうちや当時の研究所の建物なんかも展示されている。
ウヰスキー博物館には、政孝さんのノートや愛用品、仕留めたクマの毛皮や魚拓まであったよ。
右端にリタのピアノ 故郷の曲を弾いたりしたんだろうね |
広々と明るい 敷地 |
当時は政孝氏たちの情熱で造ったお酒。
明治という時代に造り酒屋の息子ちゃんが「本物のウヰスキーを造るぞ!」という一念で生涯を突っ走り、その傍らでスコットランドから単身やってきたリタが日本を楽しみ、日本に苦しみながら彼を支えていた・・・というドラマも一種の雰囲気となって今のお酒を造っているのかもね。
ツアーの最後は試飲。
試飲中のすぽたん |
竹鶴とスーパーニッカとアップルワインが飲めるんだ。
おばたんは、「くらくらするぜ」とか言いつつ、全種トライしていた。
「わたし、ウヰスキーはあんまり好きじゃないのよ。」といいながら・・・ほろ酔いじゃないですかぁ。
すぽたんは・・・匂いだけ。
ふんふん。あまーい豊かな香りですなぁ。
外に出たらもう夕方の気配。余市はスコットランドに似ているんだそうだ。
余市橋から余市川 上流方向 2時半過ぎ太陽が低い~ |
札幌に戻ったらもう夜の領分に入っていた。
大通公園はイルミの洪水!
広いベルト状の公園が色とりどりに輝いていたよ。
テレビ塔には4時37分の表示が |
0 件のコメント:
コメントを投稿