にょんびりと蛞蝓になろう。
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にょろにょろ~
のたのた~
わが行く道に銀の粘液
カタツムリに出会う
「やあ、こんにちは。いい季節だね。」
「やあ、キミは相変わらず家は持たない主義なのかい?」
「うん、そうなんだ」
「これがあると、人気も出るよ。キミ、裸で這ってて不安じゃないかい?」
ふん、カタツムリのやつ
いつもながらの上から目線だな・・・
しかし、噂ではあいつの殻の中には、哀しみがいっぱいつまってるとかいうじゃないか。
家なんか邪魔さ。
おれは、哀しみを垂れ流して生きるのさ
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・・・・いかん、すっかりナメクジになりきってしまった。
しかも男だぜ。
いつも元気だね~とか
お仕事早いね!とか
おっ、やる気あるね!とか今までに受けた好評価は、結局、健康で、目がよくて、体力もそこそこあったからのことだった・・・何も私の手柄じゃなく、しいて言えば親の手柄かいな。と、最近よく思う。
そんなことを思うようになってきたのは、そういうギフトがとみに目減りしてきたからである。
ちょっと年上の人が後ろ向きになって行くのを
「え~まだまだやれるじゃん!もっとがんばろうよ!」とか言っていたけど、いやいや・・・やっぱりその年になってくるとわかるもんだわ。
去年と今年の間のどこかに一段の段差があったんだね。
そういうことに気付かないでいる方が
うちのおばあさんみたいに元気でいられるのかもしれない。
おばあさん、「もう行かれへん」「私は風邪ぎみじゃ」「足が痛い、腰がだるい」などなど難色を示していた北海道に、ひとりで飛行機に乗って行って帰って来たよ。
明らかに行く前より元気になってるよ。
ほんと、すごいわ~!
なんやろね、元気の秘訣は・・・?
やっぱり、前向き思考と高い自己肯定力&歯が全部あって、胃腸が丈夫で、よくしゃべること、そして昆布好きなことかな・・・
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