2015年7月24日金曜日

すぽたん、夏のほっかいどーを行く② 新冠から襟裳岬へ

おはよう~
今日は、日高の方へ行ってお馬に乗るんだよ
わくわく!

おばたんとぼく、お馬トレッキングは本日で2回目。
初めての時は本州の とある乗馬クラブで乗ったんだけど、ぼくたちをを初心者とみくびった馬が林の中で、低い枝の下をわざとに通ったり、のろのろと歩いたり、文字通り道草食ったり・・・
いろいろいぢわるされたんだ。

日高は馬の牧場がいっぱい。
サラブレッド中のサラブレッド、G1馬とかがいっぱい育っているところだ。
このクラブにいるのも引退後、余生をこういう乗馬クラブで働いて過ごしている馬たちが主らしい。
おじちゃんと、よそのおじちゃんが乗った馬は、「3億とか3000万とか稼いだんですよ、」って紹介されてた。
おばたんとぼくの馬はちょっと小柄で 紹介文は
「この馬は、北島三郎さんの持ち馬だったんです。キタサンキングオーです。」
「北三キング王?」すごい名前だ。
まきばのおねえさんには、「キンちゃん」って呼ばれていた。

キンちゃんは、いぢわる馬ではなかった。
1列で歩く、4番目になったのがちょっと不満そうで、前を歩くおじちゃんの馬のしっぽにやたら近づいてクシャミしてはいたけれど、林間のアップダウンを律儀に快適に歩いてくれたよ。
また行きたいな~

「道の駅」サラブレッドロード新冠で辛みそラーメン(おいしい)を食べて襟裳岬へ。
襟裳は本当は予定に入ってなかったんだけど、
「地図10センチくらいだから行こうよ~」とのおばたん発言で行くことになったんだ。
乗馬クラブのおじさんは
「いや~、ここからでも往復4~5時間以上かかるよ~」
と言ってたんだけどね。
遠かったよ~
三石海岸 はまなす・うみねこ・波
JR日高線と国道は海岸線に沿って走っている。
海が絶えず右手に見えている。
大潮で満潮に近い時間だったので、時々ザブ~~~~ン!!と波が国道に乗り上げる。
線路は1本海際、ザブンザブンだ。
実は日高線、冬に高波で崩れてそれ以来止まっているらしい。
お金がないから走らせたくない・・・という思惑が見え隠れらしい。
日高線の終着駅は様似駅。
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襟裳の夏も何もなかった。



観光客もいなかった。

見えるのは、波と岩とウミネコの群れ。
聞こえるのは、ビュウビュウの風の音とウミネコの声。
突端近くに昆布漁の小屋と船。
昆布を干すための砂利の空き地。

何もない。
あ、歌碑はあったよ。森進一の。
島倉千代子のもあったけど知らない歌だった。
何もないんだけど・・・
何もないって言う時 ぼくは、何があると思ってて何もないっていうのかなぁ。
一番楽そうな季節でさえこんなに凄いほど寂しい岬。
想像の余地は、すごくある。
「生まれいづる悩み」の有島さんのように、ここに暮らす誰かの生活を妄想しちゃうすぽたんだったよ。

「風の館」という(多分町の施設)から海や岩を見るとアザラシが波間にプカプカしているのが見えたよ。年中いるんだって。
その風の館のサイトトップにこれからは「何もない」がおもしろいって書いてあった。

ぼくも、そう思ってたよ。
「襟裳岬は、なにもないところがすてきだった。」 

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