2015年5月9日土曜日

コーラスワークショップin仙台

今日はコーラス話です。
写真も1枚しかないし。
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連休・・・
こども達が大きくなって巣立ってしまうとこんなに寂しい、てもちぶさたな時はない。
3月グダグダに落ち込んでいた時期に「連休もこんなのはいやだ!」と思ったおばたんの眼に飛び込んできたのが全日本合唱連盟が主催する「コーラスワークショップin仙台」の記事だった。

へ~仙台か・・・盛岡も近いし久しぶりに仙台もいいかなぁ。
でも、お一人様参加って寂しいなぁ・・・

コーラス仲間に声をかけたがなしのつぶて。
さんざん悩んだが「ま、とにかく行くことにしよう!」
ということでワクワクしたりドキドキしたりしながらここまできたのだ。
会場日立システムズホール なんだかホームのミューズに似ている

初日4日の緊張は半端ではなかったよ~~~~~~~~~~~!!!
明け方頭痛で目が覚めたくらい。
次の日ぼ~っとして反対方向の電車に乗っちゃったくらい1日で疲れた。
改めて「そうだった。わたしってめちゃめちゃ緊張しぃやったんや~」と思い出すおばたん。
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初体験だしと 日本語曲の講座ばかり選択。
午前中は、混声で清水雅彦先生指導「地球へのバラード」
男声がめちゃめちゃかっこいい!(声ですよ!)
事前に譜読みしてくるように…と書いてあったので、
ひととおりはみていったけど、要求水準の最低線だったかも。

「はい、楽譜じゃなくて指揮見て!」
初めから、楽譜通りに強弱や速度変化が付けられるし、急に止められるので楽譜なんか見てられないのだ。どうにかこうにかついていくがまあ疲れること疲れること。
でも、厚みのある混声の響きの中に身を置けてハッピ~!
いっぱい言われたけど、9日現在に心に残っていることは・・・

○「音楽と年金は、キュウフが大事!」
池辺晋一郎さんの言葉だそうだ。
休符を見るたびに息して休憩したら音楽が切れてしまう。休符という音符だと思って息していいところと、音楽が続かなきゃいけないところを考えて!

○「君たちはどう歌いたいのか、とにかくそれを出してみてよ!」
指揮者の指示に従うのは大事だけど、
その前に自分がこの部分に何を感じてどう表現したいのかを考えて、って。
いつもそこまで考えて歌ってないわぁ。

○アクセントは単調な壁面に付ける点々
 「どんな色、どんな形の点々をつけるかにその人のセンスが出るんです」
いつもワンパターンではいけないのね。

○ 「rururuやAh~は別に全部同じに歌え、ってことじゃないよ」
 変える・・・って難しい。どう変えていいのか自分のパレットに色がない。

午前の講座で考えたことは、本当は、コーラスも全体で歌うけど個人がどう表現するか、もっと大人になって主体的に考えないといけないのねってことだった。
絵を描く時おばたんは、下手は下手なりに自分の表現に責任を持って描いている・・・と思う。
コーラスの時・・・それは、ないな。
そこが気楽で楽しいところなので捨てがたいんだけど。
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さて、午後と次の日の午前、2講座は岸信介先生の女声合唱に参加。

岸先生はあちこちでお姿はお見かけしたことがある先生。
曲は なかにしあかねさんの「花の風」 
詩は星野富弘さん。

初日は前列に高校生がいっぱいいて、澄んだ響きがおばさんたちの柔らかい声とまじって、豊かで音程もいい素敵な合唱となった。
高校生だけ、おばさんだけ、に分かれて同じフレーズを歌ってみる。
若い子だけではキーンとしてて陰影や柔らかさに欠けるのも事実だなと思った。
次の日は彼女らが学校へかえって行ったので、音程も音量もテンポもちょっと残念だった。

彼女らが消えて特に顕著に変わったと感じたのは、メゾ・アルトのテンションだった。
「どうせメゾだから・・・アルトだから・・・って調子で歌っちゃいけないよ!」
指導の先生も檄をとばす。
高校生たちは、アルトの子もメゾの子もとっても士気が高かった。
誇りと自信をもって高らかに低い難しい音を出している。
「難しいところは音楽的に大切なところ」 なのだ。
メゾ・アルト頑張ろう!うるさいって言われるくらい頑張っちゃおう!
すごく難しい目に遭ってるんだからもっと自己主張しよう!。
「合唱の良しあしは、メゾアルトにかかってるんだよ!」と岸先生。

岸先生の指導内容は、とっても間庭先生に似ていた。
結局、女声合唱にとって大事なところ、私たちの弱いところは同じなのだろう。
声の出し方とかも、響かす場所、響かせ方など日頃から間庭先生に言われてることと共通している。
違うのは突然指揮棒が上がるところだった。
急に始まるし、止まるので一瞬たりとも気が抜けない。

「音をひとつづつ言葉に当てはめて歌うんじゃなくて、センテンスで表現してくれないかなあ」
「難しいリズムのとこ、最初はリズム重視で日本語に聞こえなくてもいいけど、もう慣れたでしょ?言葉として、文としての強弱に自然にしたがってよ!」
「助詞、助動詞が高い音の時、とびだすと不自然でしょ!」
「かきくけこの前にkを 野の の前にnを そこのよの前にy入れてね!」
日頃言われていることも、言う人が変わるとおばたんの脳内の
新たな場所に貯蔵されるかもしれない。

伴奏はなかにしあかね先生ご本人。
曲と同じ?明るいお人柄でフレンドリーに星野氏の話などもしてくださる。
「星野さんって、基本体育の先生ですから、体育会系のおやじなんです。あんまり暗くじめじめしないで、明るくさらっとほっこりと、いう感じで歌って下さいね。星野さんの詩の特徴は、包容力がすごくある、ってことです。いつ、だれが、どんな状況で歌ってもどこかにピタッと嵌まる所だと思いますよ。」

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最後に各講座の成果発表。
客席から舞台の上に出てご披露。
どの講座もほんとに2日でやったの?という聴きごたえだった。
スイスから招かれたワーグナー先生のクラスは3日間で仕上げたとは思えない素晴らしい響き。
次の機会があったら、英語やドイツ語やラテン語にビビらず、チャレンジしてみよう。
1日目の岩手・宮城・福島の高校生の特別コンサートも素晴らしかったし、
2日間の厳しいこゆ~いワークショップで、すっきりして新たなキモチでコーラスに向かえそうなおばたんになれました。




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