2014年11月26日水曜日

すぽたんの秋旅2 伊万里焼の里へ

おじちゃんたちの車は、多久(たく)の西渓公園を経由、伊万里に向かった。
前回は有田焼の里に行った。
唐津焼は唐津市だし、著名な焼き物産地を3つもかかえてるなんてすごい!
佐賀のおじちゃんのおうちの食卓には、お値打ち物の食器が並べられているに違いない。
ちっ、うらやましいぜ!すぽたんの餌皿なんて百均だもんね。


「もう着くよ」
「あ!」
なんだか日本じゃないような形の山が見えてきた。
韓国ドラマで王様の椅子の後ろに描かれているような山容。
橋の上に高そうな壺が・・・

断崖絶壁の山を背に、入り口には関所があったそうな。
江戸時代、鍋島藩はここに職人を閉じ込めて作陶の秘密が漏れないようにしたらしい。
その人々のお墓もいっぱいある。
水戸黄門の世界だ。






















すぽたんの脳裏に化け猫がぺろぺろと
行燈の油をなめている画像が浮かんでしまった・・・


でも、現在は、入り口には、欄干が伊万里焼でできているきれいな橋がかかって、長い坂道にたくさんの窯元が店を開いている、お買い物スポットだよ。


登り窯(休釜中?)

おじちゃんもおばちゃんも思い思いにお土産を買っていた。
ペアのマグカップを買ったおじちゃんがいた。
きっとずっと苦労をかけてきた奥さんに感謝と愛をこめて買ったんだね

すぽたんとのおばたんは自分用に茶筒と?おかあさんにお茶碗を買っていた。
このあと実家へ帰るのに、なにもお土産を買っていなかったからなんだ。
奮発して4500円もするお茶碗を買っていた。
ぼくの百均のエサ皿もなんとかしてよ!45枚も買えるよ!









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのあと一行は黒田官兵衛でクローズアップされて、今注目のスポット「名護屋城址」へ向かった。
「なごやじょう」というのは、シャチ鉾がピンピン光っているか、巻き髪につけまがパサパサしてるかのどっちかだと思っていたすぽたん。
広大な城跡にびっくりしたよ。
「散る紅葉 兵どもが夢のあと」
おおきな石がころがる石垣で一句ぱくって、すぽたんとおばたんは天守あとにのぼったよ。

頂上、とっても広い。
右の写真真ん中の台石の上のぽつんと小さい黄色い点がぼくだよ。
発掘調査中らしく」あちこと掘り返されてブルーシートがかかっていた。でも、少し前までその重要さが認識されてなくて市民は、ここで球技を楽しんでいたらしい。
昭和51年に周辺の陣跡から本格的な調査が始まったんだって。




ここは、そもそも豊臣秀吉が朝鮮侵攻のために作った城で、その図面を引いたのが黒田官兵衛殿であったのじゃ。(突如おじいになるすぽたん
徳川家康をはじめ当時の名だたる戦国大名の勝ち組たちがこの城の周囲に陣を構えたのじゃ。
まあ、言ってみればここは、一時的に、首都というか幕府というか なポジションにあったのじゃな。
北に向かって立つと海の向こうに、壱岐対馬の島影が見える。
その向こうにみえたであろう朝鮮半島に野望を燃やしていた秀吉の姿が浮かぶのう、竹中直人の顔でね。韓国語の旅行者と行き会ったとき、ちょっと複雑な気持ちがしたわい

このあと、博多駅そばのアサヒビール工場の見学が予定されていたけど、間に合わず断念。
みんなバラバラな帰路を決めていたので、駅前の路上でバスに追い立てられるようにして解散したんだ。
2日間面倒をみてくれた佐賀のおじちゃんたちにしっかりお礼が言えなかったのが心残りだったよ。
おじちゃんたちは、おうちに帰って奥さんに叱られなかったかな。(うちのおばたんだったら、僻んでブーたれそう)
次の日からのお仕事に疲れが残らなかったかな。
ありがとうございました
また、来年みんな元気で集まってね。ぼくもまたついていくぞ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
博多から新幹線に乗ったぼくは、おばたんの実家に行った。
おばたんはがんばってお家や、お墓の掃除に精を出していたようだけど
ぼくはほとんどおカバンの中で寝ていた。
だって、おばあちゃんちには大きな猫がいるんだもん。
きゃ~!

というわけで、次は京都の旅に続きます

0 件のコメント:

コメントを投稿

猫額園の収穫

秋に蒔いた小松菜とさやえんどうとグリンピース、みんなそれぞれ頑張ってくれました。小松菜とグリンピースは撤去し、種を採りました。また来年も育ててみよう! さやえんどうは、まだ続々となっております^_^